ウダイゴ天皇

大学生ですよ

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昼夜逆転の友達と行く京都旅行パート1

旅の始まり(金山にて)

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駅のコンコースを行きかう人々。彼らはそれぞれの人生を、今日という一日一日を生きている。駅で通り過ぎる人々は互いの生活に干渉することもなく、ただ今日という物語の背景ですらない。

だから駅ですれ違う人の感情や考えていることなんて普通わからないものだ。しかし8月21日は例外だった。

 

駅の階段からあふれかえる人々は皆こう考えていたであろうとカンタンにわかった。

『会社(学校)(塾)(夏期講習)(部活)ダリー』という感情が。

ホームから湧き上がってくる『盆明けたんだけど噓でしょ信じられない』という顔をした団体は今から京都旅行に出かける私を陰気な圧力でコンコースの端へと追いやった。

 

時刻は8時50分。これから旅をともにする友達(Mりん)からは9時の集合時刻に遅れるという連絡がきた。まあわかっていた。だいたいこういう展開になることは。私はそれを見越して集合時間を早くしたのでそれほど時間を心配する必要はなかった。

 

駅を歩いたり飲み物を買ったりして時間をつぶしていると案外時間がたつのは早くなる。少し時間がかかったが、Mりんと合流した。

久しぶりの友達と会った印象。高校時代から色白だったことは知っていたが、それに磨きがかかっていた。それもそのはず、朝の6時に寝て夕方の4時に起きるという昼夜逆転劇を毎日繰り広げ、食事はカップ麺かサトウのご飯くらいで済ましているのだ。不健康極まりない生活をしていたのが原因だ。

 

我々は途中大垣と米原で降りて乗り換えをして京都駅へ向かう計画だ。つまり下道、在来線。スマートEXの設定をめんどくさいといって放棄したMリンの判断だ。

 

切符を買ってJRに乗った。大垣行。先発の名古屋行とは違って人はあんまり乗っていなかった。無事に椅子に座れた私たちは京都に向かうのであった。

 

大垣にて

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大垣には養老鉄道という鉄道が通っている。JR大垣駅から少し外れたところにあり、まるで草の生い茂ったところに駅が浮かんでいるように見える。

 

この駅で結構待たされた。新快速もなく、米原までが遠く感じた。

 

パート1終わり。