(堺アルフォンスミュシャ館の入り口)
ごきげんよう!ウダイゴです。今回は大阪府は堺市にあります堺アルフォンス・ミュシャ館へ行ってきました。
この記事をご覧になられている皆さんはおそらくもう85%くらいは行く気のある人ばかりでしょうから、ネタバレ防止のために館内の写真は一切載せないつもりです。
ぜひ現地でお楽しみください!
堺アルフォンス・ミュシャ館へのアクセスはJR堺市駅の改札からモスバーガーのあるへ進み、歩道橋を渡ってベルマージュ堺という商業施設がたくさん入っている建物へ向かいます。ミュシャ館はベルマージュ堺の建物の近くにはあるのですが少し外れのところにあるので迷うかもしれませんが頑張ってください(精神論)
(写真は堺市駅を出てすぐのモスバーガー付近の写真。ベルマージュ堺が歩道橋の先に見える)
(ベルマージュ堺入口。2棟に分かれて営業するバカでかいダイソーがあったりミスドやホームセンター、本屋などが入ってい・・・えっ!?早く本題行けって?分かったって!アルフォンスミュシャ館の話するって!)
誰もいない!?堺・アルフォンスミュシャ館
美術館というよりはビルの一角を借りて展覧会を開いているという表現の方がしっくりくる気がする。美術館特有の荘厳さからくる堅苦しさみたいなものがないからコンビニに行く感覚でスッと入れる。
入り口を入って左側には小さいお土産屋さんと受付がある。午後4時ごろ(堺・アルフォンスミュシャ館は5時15分閉館であり閉館1時間前に訪れたことになる)に到着したので他のお客さんはいなかった。
驚くことに高校生・大学生の入場料金は310円。米すら値上がりし続ける世の中でこれは安い!大人でも500円くらいでした。
入場券をもらった私はエレベーターを使い受付のある2階から4階へ向かった。4階から3階へ降りながら作品を観覧する順路である。
文字ばかりじゃつまらないと思うのでちょっとチョップスティックレスト
(お土産屋さんに売っているポストカード)
では各階の主な展示品について話したいと思う。
4階
4階は主にミュシャの作品が多いですが、他のイラストレーター(リトグラフの作り手ってなんていうんだろう?)の作品も少しおいてある。ミュシャと比較できるのも面白い。そして、さまざまな商品の宣伝ポスターを手がけたミュシャですが、その宣伝ポスターだけではなく実際にミュシャの制作したポスターが使われたラム酒や香水なども展示してあった。
3階
3階はミュシャの作品というよりはミュシャの作品の作成技法で用いられるリトグラフ(言葉で説明するのは難しいが、浮世絵などの版画の技法のようなもの)の仕組みを知ることのできる展示が多い。リトグラフに関するビデオが流れており、詳しく学べる。
私が訪れたのが閉館1時間前の4時だったのもあり、自分以外のお客さんがほとんどいない貸し切り状態であった。『四季』の4連作などを人目を気にせずに見れてこの上なく贅沢な時間をすごせた。
人間は炎を見つめていると魅せられて炎の中へ誘われるなんてことがあるそうだが、大型ポスターなどの作品は一種それに似た神秘的な魅力があった。おそらくこれは美術館には珍しく他の観覧者がいなかったせいだろう。
総評
作品数は多くはないが、『四季』の連作をはじめとして他にも有名なミュシャの作品が多くて見ごたえがあった。そして、リトグラフのことを知ることができるのもいい。何度もお金の話をするのは卑しいかもしれないが、310円でこれらを見られるのは素晴らしい。
おまけ
(ベルマージュ堺の本屋さんで買ったミュシャのブックカバー)