こんばんはウダイゴです。なぜかシリーズ化しつつあるハードオフでジャンクのラジオを買ってみたですが、最近またジャンクのラジオを買ったので紹介したいと思います。
ハードオフの青い箱(ハードオフにあるジャンク入れの箱)には無限大の夢が詰まっていると言っても過言ではないでしょう。動くか動かないかは保障されない。この時点で一つのギャンブルが行われているようなものだ。そしてそのギャンブルに勝った時(動作した時)はこの上なく幸せな気分になる。この感覚を一度でも体験してしまったらあなたも青箱中毒。
そして今回も一年ぶりに某市にあるハードオフを訪れて青箱をまさぐっていた。絶対動かないであろうカセットプレイヤー、壊れかけのPortable Radio、ポータブルアナログテレビ。いつもの面々がそこにいた。そこでひと際存在感を放つラジオがいた!

(青箱で眠っていた古そうなラジオ)
なんだこの古そうなラジオは!しかも110円だと!このラジオをくまなく観察してみると若干本体は隙間ができていたり、割れていたりとガタがきているようだったが、ボリュームつまみを回すと『ザッ』と一瞬音が鳴ったような気がした。
『こいつ動くぞ!』(ガンダム好きしかわからないセリフ)と心の中でつぶやいたが、あら不思議。外側から電池を入れる場所が見つからない。これはもしかしたら電池式ではないのかもしれないと推測をしたが、じゃあさっきの音はなんだ?心霊現象かなんかかもしれない。自分は少しの好奇心と110円の安さから、このオンボロラジオを買うことにした。
このラジオの詳細
このラジオから分かる情報を分かるだけ書いていきたいと思う。これ以外に何か知っている読者がいればコメントで教えていただきたい。
会社名『Crown』
もともとは旭無線電気として1948年に創設された会社である。それからのちにラジオ部門に独立したのがこの『Crown』というブランドなのだ。日本のラジオ輸出にも貢献したようで、日本のラジオ業界を盛り上げた会社の一つのようだ。
製造年 1960年代ごろ?
ネットなどで型番で調べてみたり画像検索をかけてみたが、正確な製造年は出てこなかった。ただ『トランジスタラジオ』を売りにしている点やネットの情報から60年代のものと推測できる。普通に考えて60年以上前のものってすごい。
動力源 9ボルトのアダプター、乾電池単三電池×2
このラジオを見ると外側から乾電池を入れるところは見当たらないが、ラジオ背面のねじを外してみると電池を入れる場所を発見!電池を入れるところがやけに新しいので前の所有者が後付けしたものだと推測できる。ありがとう前の持ち主。外部電源ではまだ動作するのか試したことはないので、9ボルトのアダプターで動作するのかは不明。
だいたいこのラジオから分かることを書いたが、他には選局のチューニングダイヤルがギリギリいうことがあるという特徴をおまけにつけ足しておきます。
動作するのか!?
さあ緊張する瞬間がやってまいりました。奇跡的に前の所有者が電池を入れる場所を後付けしてくれてたので電池を入れることができましたが、動かなければ意味がない。緊張した右手は小さなボリュームつまみを回す。砂嵐が大きくなってくる。ああまるで海へ出かけたときに砂浜へ駆け出したかのような感覚に似ている(?)いや、そんなことはどうでもいい。次はチューニングのつまみを回す。時折何かに引っかかっている音と感覚がある。恐る恐る回していくとラジオパーソナリティーの声が明瞭に聴こえた!
この瞬間私は110円で動作品を引き当てたという事実に幸福を噛みしめていた。そして、しばらくの間チューニングダイヤルを回して幸福を咀嚼していた。約60年前とは思えないほど奇麗に聴こえる。AMに関しては今現在家にある東芝のダブルラジカセよりもよく聞こえるぞ。
ああこれだから青箱漁りはやめられん。最高だね。サイコオ!!
あなたもハードオフの青箱を漁って新しい相棒を見つけて、あなただけの素敵な体験をしてみませんか?